口の衰えと言うと、虫歯とか歯周病を思い浮かべると思います。
これらは最近の8020運動が進んできて、かなり改善されてきている。
現在では51.2%の人が、80歳で20本の歯を残しています。
割合は年々増えている。
一方で問題になっているのが、噛む能力の低下、滑舌の低下、飲み込む力の低下という口の衰え。
でも、ご安心ください。
口の周りは筋肉で構成されているので、トレーニングをすれば改善できるということです。
そのトレーニングとは?
目次
舌のトレーニング法
舌のトレーニング法とは?
・「パタカラ」をなるべく早く言う
「パタカラ」は舌のトレーニングに最適な言葉。
パタカラ体操をすることで、舌の位置が「通常の位置→舌先→舌の奥→舌をそらせる」この四つの動きができます。
これは声を出してやってください。
声を出すことで、音で聞いて舌を調整するんです。
1日にどれぐらいやればいいのかと言うと、一息でできるだけを一セットとし、朝と晩に3セットずつ行います
舌を鍛えておくと、滑舌も良くなりますし。噛むことも上手になります。
食べてて舌を噛むのは、舌が衰えてる証拠。
舌は味覚の他にも大切な働きがある。
舌の働きその1ー正しく噛むことをサポートする機能。
食べ物を噛みやすい位置へ移動。
舌で食べ物をうまく移動できないと、早食いになり消化不良を起こし、 肥満になる。
舌の働きその2ー様々な形にすることで正しい発音ができる。
唾液を増やす食べ物
唾液の分泌が減ってくると、むせやすくなり飲み込みが悪くなる。
【唾液の分泌を促進する栄養素】
・ビタミンC
・コエンザイムQ10(ラム肉多い)
・イソフラボン(豆乳とか味噌汁に入っている)
・アスタキサンチン(鮭に含まれている)
女性ホルモンが減ってくると唾液が乾いてくる。
以上の栄養素は唾液の分泌を促進するので、是非食べてください。
唾液が少ないというのは、かなりの免疫の部分に関係があります。
つまり、唾液が少ないと免疫力が低下し、脳卒中・心臓病・がんなどにつながる。
むせを防ぐ食べ方
食べ方にも、むせを防ぐポイントがあります。
例えば、うどん・ラーメンなどの麺類は「すすり食べ」しない。
すすり食べをすると、汁が気管に入りやすい。
麺類でむせる人は短く切ってから食べるのがおすすめ。
食べやすいものと、食べにくいものを交互に食べるのもいいんです。
水分が多い食べ物はむせやすい。
とろみがある食べ物はむせにくい。
ポイントは、むせにくいものを食べてから、むせやすいのを食べる。
そうすることで、喉が慣れてむせにくくなる
一口ごとに料理を変えて、飲み込むことを意識してみましょう。
ガムを噛んで、噛む力のトレーニング
ガムを噛むのは噛む力のトレーニングになります。
・歯で噛まずに舌で噛むようにする
チューインガムを舌で伸ばしたり、丸めたりすると、飲み込む力のトレーニングに。
上顎とベロを使ってガムを丸めたり伸ばしたりを繰り返す。
やり方をご紹介します。
・ガムを柔らかくなるまで噛む
・舌と口の中の上の部分で押しつぶす
・ガムが平になったら、また噛んで丸めて団子状にする
こうすることにより、口の衰えが改善。
シワやたるみの予防や小顔効果がある。
噛む力が落ちると、物をあまり噛まずに飲み込むようになります。
人間は噛むことによって、満腹中枢が働くため、噛めなくなると太る原因になる。
口というのは、入り口であるだけではなく、全部の健康の要でもあります。
小顔効果が期待できるチェンジ噛み
用意するのはチューインガム。
まず、柔らかくなるまでガムを噛む。
・右の奥歯で何回か噛んだら、舌を使ってガムを左側へ移動する
・左の奥歯で何回か噛んだら、再びガムを右へ移動をさせる
これを交互に続けるだけ。
舌の動き、ほっぺたの動きを意識しながらガム運んでいく訓練。
1日ガムを一枚でOK。味がなくなるまで。
表情筋も鍛えられるので、小顔効果や見た目の若さにも繋がる。
ただし、むせやすい方はさきいかで代用してください。
さきイカの端を持ったまま、舌でさきいかを左右に移動します
また、鏡の前で口を大きく開けて喋ったりすると口の筋肉が鍛えられる。
声を出さなくても大丈夫。