私はよく口内炎になります。
一番多い原因は、ハブラシのとき強く磨いて歯茎を傷つける。
次は爪が伸びている状態でフロスをする。
口内炎には、アフタ性口内炎とカンジダ性口内炎があります。
怖いのは別の病気の可能性があることです。
口内炎について書きました。
ちなみに口内炎を早く治す方法と予防は、口の中を清潔にすることです。
目次
アフタ性口内炎
アフタとは腫瘍のこと、口の中にできる白くて5ミリ~6ミリくらいの潰瘍。
免疫反応。
再発性アフタは、一般的な口内炎アフタを繰り返し、口の中に生じたり、口の中全体に生じたり多発したりするような状態。
腫瘍と聞くと怖いですけど、よく見る普通の口内炎です。
口の中の細菌(バイ菌)などに反応して炎症が起きると考えられている。
口内炎の原因は?
・ストレス
・食生活の乱れ
・睡眠不足
・過労
実は原因は不明だったりします。
そして、大きな病気が原因だったりします。
再発性アフタのお薬
再発性アフタの場合、歯医者さんで処方される薬はビタミンB複合剤と口腔用軟膏。
ビタミンB複合剤は粘膜の新陳代謝をスムーズにする薬。
口腔用軟膏は炎症を抑える作用がある。
粘膜の新陳代謝をスムーズにするビタミンB複合剤の飲む薬と炎症を抑える作用がある口腔用軟膏
歯医者さんで処方してもらう口内炎の軟膏とは?
ステロイド含有軟膏で炎症を抑えるステロイドが入っている。
カンジダ性口内炎では使用しないでください。
口内炎軟膏の塗り方は?
口の中をきれいにしてから、清潔な手で少量塗る。
たくさん塗ればいいわけではない。
うがいをした後、綿棒で口内炎と周辺に薄く米粒大くらい塗る。
カンジダ菌口内炎
カンジダ菌口内炎の症状は唇の裏や上唇の裏側がただれる。
カンジダ菌はカビの一種です。
健康な口の中にも存在しますが、通常は害を及ぼすことはありません。
しかし、加齢などで抵抗力が弱ると炎症を起こしてしまうことがある。
病院で処方されるのは、口の中のカンジダ菌を減らす抗真菌薬。
毎食後、この薬でうがいをしたら症状が改善します。
<注意点>
薬局で売っているステロイド口内炎の軟膏を使うと逆効果になります。
ステロイドは炎症を抑える効果はあるが、一方で免疫を抑える作用もあります。
局所的に免疫力が落ちてしまうと、そこでカンジダ菌が増殖してカンジダ菌口内炎が発症してしまいます。
カンジダ性口内炎になりやすい人
・免疫力が低い高齢者乳幼児
・ステロイド、抗菌薬、抗がん剤を使っている人
・放射線治療を受けている人
・入れ歯が清潔ではない人
癌になりやすい口内炎とは?
白板症・・・擦ってもむけてこない
扁平苔癬(へんぺいたいせん)・・・レース状白斑と言って、編み物のレースみたいになっている。
ほっぺたにできやすい。
これらは1~5%で癌化する
白板症の場合は経過観察。
扁平苔癬はステロイド入りの軟膏治療と経過観察。
舌癌の初期はほとんど痛みを伴わない人もいるし、痛い人もいていろんなパターンがある
口内炎の原因になる病気
口内炎が繰り返しできたり多発する場合、別の病気になっている可能性があります。
<口内炎の原因になる病気>
・ベーチェット病
・クローン病
・潰瘍性大腸炎
・HIV感染
ベーチェット病
免疫が過剰に働く難病。
発症するとまずアフタ性口内炎が繰り返したくさんできることが知られています。
クローン病と潰瘍性大腸炎
クローン病と潰瘍性大腸炎は免疫が暴走して腸などの消化管に潰瘍ができる難病です
下痢や血便を繰り返す場合に疑われます
HIV感染
HIVに感染すると免疫が低下して、ウィルスなどによる口内炎ができやすくなります。
口内炎で病院へ行くタイミング
病院へ行き受診することが大事になります。
では、病院へ行くタイミングってどんな時?
・口内炎が2週間以上治らない
・たくさん口内炎ができる
・繰り返す
どこの科に行けばいい?
歯科、口腔外科、耳鼻咽喉科、皮膚科。