最近、「髪のボリユームが減った」、「抜け毛が増えたかも」、と気になっている人がアラサーを中心に増加中。
薄毛問題は、早期発見、早期治療が肝心。
薄毛のメカニズムを知り、しっかりした対策を!
抜け毛の判断基準は1日に50〜100本<らいの抜け毛なら、気にする必要はありません。
目次
最近、髪の分け目が広がった気がします。家族は否定しますが、私が気にしすぎなんでしようか?
人の意見より自分の感覚を信じて。
医学的デ一タでも実証済みです。
頭皮がかゆい日々が続いた後、抜け毛が増えたみたいなんですが?
頭皮の脂の分泌が多いと、脂漏性皮膚炎となり脱毛の原因に悪化する可能性もあるので病院へ。
脂漏性皮膚炎(しろうせいしっしん)
男性ホルモンが頭皮でパワーアップ!薄毛を促進させる元凶に
髪の成長をつかさどる毛母細胞と、毛母細胞の働きを活性化する毛乳頭細胞。
男性ホルモンのテストステロンは、頭皮でさらに強力なホルモン、ジヒドロテス卜ステロンになり、毛母細胞や毛乳頭細胞の活動を妨げるように。
薄毛判断の基準
女性の薄毛には、男性ホルモンによって頭頂部が薄くなる「男性型脱毛症」、生活習慣の変化や、全身の病気や薬などで、髪の成長周期が乱れて起こる「休止型脱毛症」がある。
さらに加齢変化で頭部全体の毛が細くなり、毛の密度が減少していくケースも。
最近、20代や30代の人で気になるのが、仕事のス卜レスなどからくるホルモンバランスの変化で、男性型脱毛症と診断されるケースが増えていること。
男性型脱毛症の人の頭皮には、たくさんの皮脂が見られる場合が多く、こうした過剰な皮脂の分泌も脱毛を促進しているのでは、と考えています。
抜け毛が続くと神経質になりがちだが、薄毛判断の基準は?
1日に50〜100本<らいの抜け毛なら、ほぼ同量の新しい髪も生まれているので、気にする必要はありません。
明らかにそれ以上の毛が抜けるなら要注意。
また、なんとなく髮の分け目が広がったかも、という自分の感覚も大事。
薄毛と判断する医学的なデータと、自覚症状にはほとんど齟齬がない、という結果もあるくらいです。
薄毛対策には、早期発見、早期治療が何より大事、と角田先生。
髪の毛を生み、育んでくれる毛母細胞の働きが1度消失してしまったら、再生させるのは困難。
弱ってきた細胞に活力を与えるなど、先手のケアが必須なんです。
ただ、薄毛になった原因によって処方は異なるので、医師の診断のもと、まずは原因の究明を。
髪は自分の健康状態が如実に表れるもの。
育毛促進剤を取り入れるだけでなく、ホルモンバランスを整え食生活を見直すなど、頭皮環境を改善していきましょう。
自分でできる薄毛セルフケア
ホルモンバランスが整うよう、食事では鉄や亜鉛をしっかり摂る。
血行を促進させる頭皮マッサ一ジもおすすめ。
あごににきびができやすかったり、皮脂が過剰な人は、頭皮の脂も多い傾向に。
皮脂が原因で炎症を起こし、脱毛を促進させないためにも、頭皮の余分な皮脂はしっかり洗い流して。
こんな症状があったら病院へ
・髪の分け目が広がってきた
・頭皮に湿疹やかゆみなどのトラブルがある
・髪が細くなってきた
こんな人は要注意
・思春期に過度なダイエットをした経験がある
・あごににきびができやすい
・血縁の男性に薄毛の人がいる