すごく緊張したときに不意の便意に襲われたり、旅先や通勤途中に急にお腹が痛くなったり…。
誰でも一度や二度は経験があることだけど、頻繁にあるなら、過敏性腸症候群の疑いアリです。
目次
ストレスを感じるとすぐお腹を下す
ストレスを感じるとすぐお腹を下してしまいます。
これって病気なの?
誰でも起こりやすい症状。
でもあまり頻繁に下痢があって心配なら病院に相談してみてください。
おならばかり出て困ります
おならばかり出て困ります。
周りの人に気づかれないか不安でたまりません。
不安がさらにガスを増やすことも。
においが気になるなら、食生活を見直してみて。
自律神経の働きによって起こる、大腸内での排便反射
小腸で吸収されなかったものが大腸の上行結腸(じょうこうけっちょう)に放出され、横行結腸、下行結腸、S字結腸、直腸の順に水分が吸収されながら便となって排出される。
この排便の仕組みには、自律神経が大きく関わっている。
IBS(過敏性腸症候群)まとめ
IBS (過敏性腸症候群)は、先進国に患者が多い、現代社会が生んだ腸の卜ラブル。
日本人の約2割の人が、この悩みを抱えているといわれています。
精神的な刺激に対して敏感に反応する腸という器官。
排便の仕組みに大きく関わっている、自律神経の乱れが原因とされます。
他に疾患や原因がないのこ、大腸を中心とした消化管の機能に異常が生じ、腹痛や腹部不快惑、便通異常をきたすのです。
ひどい場合は水のような便が出ることもある下痢型
うさぎのようなコロコロした便が出る便秘型
下痢と便秘を繰り返す混合型の3つ分けられる。
また便だけでなく、ガスが溜まりやすく、1日中おならが出やすい人もIBSの可能性が。
いずれにせよ、排便をしたり、おならを出せば症状が治まることが多いのが、過敏性腸症候群の特徴。
ただ、不安やストレスが原因だから、心配しすぎは逆効果にも。
トイレに行きたくなったらどうしよう!という不安やあせりが症状に拍車をかけてしまいます。
たとえば、日常生活のあせりを減らすため、時間に余裕を見て行動するだけでも、自然に症状が出なくなる人もいるくらいなんです。
とはいえ、症状の改善には個人差があり、メンタルと大きく関連しているもの。
不快な症状が頻繁に起こることでくよくよ悩むなら、まずは病院で相談してみよう。
腸のリズムを整える整腸薬を処方したり、生活習慣を見直すなど、あなたに合った治療法を提案してもらえます。
専門外の病院では、病気ではないと診断される可能性もあるので、消化器内科や大腸肛門科に行くのがおすすめです。
自分でできるIBS(過敏性腸症候群)セルフケア
不規則で偏った食生活は、便通異常の原因になりやすく、IBSの症状を悪化させるもとに。
肉食傾向にある人は、バランスの良い食生活を。
アルコールや香辛料など、腸への刺激になるものも極力避けて。
排便習慣を整えるため、朝食を食べるのも大事。
マイナス思考にならないよう、自分なりのリラックス法を取り入れて。
こんな症状があったら病院へ
・腹痛や排便の多さで日常生活に支障か出る
・寝ている間でも、腹痛や排便で何度も目が覚める
・血便が出たり、熱が出たりする
こんな人は要注意
・生活習慣が乱れている
・緊張しやすいタイプ
・トイレがない場所に不安を感じる人