便秘を治す方法は色々ありますが、原因を知ることも大事です。
自律神経が乱れている人に便秘の人が多い印象。
緊張が続いたり、ストレスが積み溜まっていくと、自律神経のバランスがおかしくなります。
その結果、よく眠れなかったり、便秘になったり、不快な症状があらわれます。
自律神経を整える便秘効果を狙った体のポーズがあります。
目次
このポーズで呼吸しください
1.うつ伏せで息をする。
うつ伏せの体勢をとり、足をできるだけ大きく開く。
胸の横に手のひらを置き、脇を締める。
この体勢で鼻から息を大きく吸う。
2.息を吐きながら上体をそらす
腕を伸ばしながら上体を起こす。
息をゆっくりと吐きながら、顎を上げて首を伸ばし、上体を反らした状態をキープ。
「吸う→吐く」で1セット。
呼吸をうまく組み合わせるのがコツです。
叶く息のタイミングをうまく合わせれば、内臓をよくマッサージでき、内臓の外と内の両方から刺激を与えることができる。
夜寝る前、また朝起きてすぐにやる。
自分のペースに合うゆっくりとした呼吸で5~10セット。
無理はしないでくださいね。
3つの効果
1.自律神経などの神経系統の働きをととのえる
昼間の体の活動をつかさどる交感神経と休息中の体の働きをつかさどる副交感神経。
この2つがバランスよく働いてくれれば、私たちは健康でいられますが、2つの働きのバランスが乱れると、不快症状や病気の原因ともなりかねません。
もちろん、自律神経は腸の働きも支配しています。
紹介したポーズは全身の血流をよくして、自律神経系統の働きをととのえてくれる効果があります。
自律神経系統の働きがよくなれば、腸の働きが正常化され、便秘が解消され、ス卜レス性の下痢、過敏性腸症候群、過剰な食欲を正常にする効果もあります。
2.腸に刺激を与え、運動を活発にする
運動不足になると腸に刺激が加わらないため、どうしても腸のぜん動運動が鈍くなります。
紹介したポーズはおなかの部分をグッと伸ばして腰を前方に突き出すので、腸に刺激が加わり、ぜん動運動を活発にすることができます。
また、背中の骨盤の上の部分には「大腸愈(だいちょうゆ)」という便秘に効くツボがあります。
このツボをみずからの力で自然と指圧することができるので、実に効率よく便秘解消を促すことができるのです。
3.骨盤のゆがみを調整する
腸を包む大きな骨といえば、骨盤です。
しかし、無理な姿勢などさまざまな理由で骨盤はゆがみがちです。
外枠の骨盤がゆがめば、当然、中にある腸にもゆがみが生じます。
一方、腸のある部分がねじれたり、一部分が詰まりやすくなれば、便秘の原因となります。
紹介したポーズは骨盤のゆがみをとり、腸の位置を正常にすることに役立ちます。
3日便秘したら狙う排便ポーズ
1.あおむけに寝て、両膝を約90度に曲げ、両腕は腕の前で組む。
2.両肩を床から上げて、7秒間保持。これを3回(1セット)繰り返す。
3日以上お通じがない。
お通じがあっても残便感がある。
そんな症状のある人は、薬を買う前にこのポーズを試してみてください。