手足の末端がなぜ冷たいのか?
それは血液が循環していないからです。
夏でも手が冷たい、手足が冷たくて寝れない。
そんな方にオススメな体の血の巡りを良くする体操があります。
その体操はすわり足踏みです。
血行がよくなれば膝痛、腰痛、肩こりなどの関節痛も解消します。
目次
すわり足踏みのやり方
1.足の裏全体をつけて、10回足踏みをする。
2.つま先をつけて、10回足踏みをする。
3.かかとをつけて、10回足踏みをする。
4.足の裏の外側をつけて、10回足踏みをする。
5.足の裏の内側をつけて、10回足踏みをする。
これを1セットとして、2セット行う。
最初は足踏みを1秒間に1回程度、2セット目は1セット目よりも早く行う。
足を上げる高さは20センチを目安にやる。
腕も一緒に降ると効果的。
足を上げる高さや回数は無理をしない。
すわり足踏みは、最初、無理のない範囲からスタートしてください。
ハードな運動は健康を害することもあり、筋肉をほぐさないでむやみに運動をしても、効果が薄いばかりか、関節などに負担をかけて体を痛めたりすることもあるからです。
血液を体じゅうに循環させることだけをイメージしながら、焦らず、ゆっくり、リラックス。
いろいろなパターンの足踏みを行うのは、日常生活であまり使うことのない筋肉に、軽い刺激を与えることで新鮮な血液を送り込み、新陳代謝を活発にするのがねらい。
これは股関節のまわりの筋肉の血流を高め、下半身のバランス感覚を鍛えて、不意のケガ予防にもつながります。
すわり足踏みが効く症状
冷え性
新鮮な血液のめぐりにくい手足の先など体の末端部に、足踏みをして血液をめぐらすことができる。
関節痛
痛みの原因は、関節周囲の血行不良と筋肉の衰え。
すわり足踏みならば、血のめぐりを改善しつつ、関節周囲の筋肉を強化
できる。
便秘
体を動かさないことで内臓の機能が衰えてしまうから、運動不足の人は便秘になりがち。
足踏みをして腸を刺激すれば、便秘はかなり解消されるはず。
血行がよくなれば膝痛、腰痛、肩こりなどの関節痛も解消します。
関節周囲のかたくなっていた筋肉がほぐれ、しなやかに動きだす。
また、すわり足踏みは、腹筋を使うため便秘の改善も期待できる。
便秘解消のために大事なのは腸(おなか)を動かしてやることだからです。
冷え症、関節痛、便秘
すわり足踏みは血液を効率的に全身に循環させる動作です。
いわば全身の不快症状に効く動作ですが、なかでも著しい効果が期待できるのが、冷え症、関節痛、便秘。
人間の血管は毛細血管まですべて合計した全長は10万キロメートル。
地球を2回り半もする長さになりますが、全身のすみずみまでうまく血液をめぐらすためには工夫が必要。
血液は毛細血管内で筋肉に酸素と栄養を与え、二酸化炭素と老廃物を受けとります。
ところが通常時は、血液の半分がその機能を果たしていません。
体の末端である手や足にとくに冷えを感じやすいのはそのためです。
だから、冷え症対策でいちばん大切なのは全身の血行をよくすること。
紹介した5種類の足踏みで、まんべんなく足の裏に刺激を与え、腎臓の働きを高めます。
すると体全体があたたまり、下半身の冷えも改善されます。
とくに就寝前に行えば、冷えで眠れないということはなくなり、熟睡できる効果が期待されます。
すわり足踏み新陳代謝も活発になり、バランス感覚も鍛えられる
無理せず気軽にやってみてはいかがでしょうか?