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動脈硬化か検査する種類は進行具合で体外か体内を選ぶ

動脈硬化か予備軍かを調べるには、大きく分かれて2つの検査があります。
健康診断と医療機関の検査。

調べ方も2つの種類があります。
体外検査と体内検査。

そして、動脈硬化の初期と危険な場合とでは検査方法も変わってきます。

それでは心筋梗塞や脳梗塞にならないために、動脈硬化の検査を見ていきましょう。


健康診断での動脈硬化検査と内容

職場や自治体で行う検査内容
*検査の種類は各自異なる

・血圧を測る
・メタボリックシンドロームかどうかチェック

内臓脂肪の蓄積に脂質異常症、高血圧、高血糖のうち、2つ以上が重なっているとメタボと診断。

・内臓脂肪の蓄積

・ヘソの高さの腹囲を測り、男性は85センチ以上、女性は90センチ以上だと内臓脂肪が蓄積していると判定

<血液検査>
・脂質の量
LDLコレステロール 、HDLコレステロール 、中性脂肪。

・クレアチンの値(慢性腎臓病か分かる)

<尿検査>
・たんぱく質の有無(慢性腎臓病か分かる)

健康診断のメリットとデメリット

メリットは料金が安い。
デメリットは詳細な検査ではない。

特に動脈硬化の心配がない人に向いています。
ここで大きな変化あったり、心配な人は医療機関の検査へ。

医療機関での動脈硬化検査と内容

医療機関での検査方法は2種類あります。

・体の外側からの観察
・体の内側からの観察

特に症状がない人は体の外側からの観察。

動脈硬化の危険因子が多い人や何かしらの症状がある
は体の内側からの観察。

体の外側からの検査の種類

・頸動脈エコー検査
・CT検査
・MRI検査

心筋梗塞や脳梗塞が起こったことがある人やその危険性が高い人は、
CT検査などを受診。

体の内側からの検査の種類

・冠動脈造影検査
・血管内超音波検査
・OCT検査

血管が狭くなっていれば、カテーテルを挿入する検査。

頚動脈エコー検査

頚動脈エコー検査は血管の壁の状態を簡単に調べることができる。

検査方法は首に検査用のゼリーを塗り、プローブという機器を密着させて頚動脈の内部を映し出し、動脈硬化の進み具合を調べます。
頚動脈の内腔の幅やプラークの有無や大きさなどが分かります。

最初に行われることの多い検査。
この検査はゼリーを塗るだけなので、体に負担が少なくて怖さはないですね。

動脈硬化は全身の血管に起こるので、頚動脈の動脈硬化が進んでいれば、冠動脈などほかの血管でも動脈硬化が進んでいる可能性が高いと推測できます。

CT検査

CTとはコンピュータ断層撮影検査。

腕の血管から造影剤を点滴で投与し、エックス線を照射して体の断面を撮影する検査で、血管を立体的に描き出します。
冠動脈から脚の血管に至るまで、動脈硬化の状態を調べることができます。

痛みは?

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MRI検査

MRIとは磁気共鳴画像検査。
磁気を利用して血管や臓器を写し出す検査です。

特に、脳の血管の動脈硬化の状態を調べることができます。
最近は、脳の血管を目立たせるMRAという検査もあります。

体の外側からの検査の種類

・冠動脈造影検査
・血管内超音波検査
・OCT検査

*カテーテルとは、細長い管状の医療器具です。

血管にカテーテルを挿入して血管内の様子を詳しく調べる検査。

冠動脈造影検査

カテーテルを手首などの血管から挿入して、冠動脈の入り口まで送り込んで造影剤を注入し、同時に心臓をエックス線で撮影します。

これは痛みがあるのかな?ちょっと怖いイメージ。

血液の流れているところが黒く写ります。
そのため、動脈硬化によって血流が悪くなっている部分がよく分かります。

筋梗塞の危険性が高いと診断された場合

冠動脈造影検査で心筋梗塞の危険性が高いと診断された場合は、狭くなった血管内にステントという器具を挿入して冠動脈を広げる治療が行われます。

これは麻酔とか使うのかな?痛みを知りたい。

ステントによる治療を行うかどうかは、冠動脈造影検査やCT検査で、冠動脈の血流を調べて判断されます。

最近はプラークがある場所より心臓に近い位置の血流量と心臓から遠い位置の血流量を測って比較し、心臓から遠い位置の血流が80%以下だと、ステントによる治療が必要と判断するのが一般的です。

冠動脈が狭い場合

冠動脈が狭くなっていることが分かった場合は、さらに血管内超音波検査やOCT(光干渉断層法)検査などを行って、プラークの状態を調べることがあります。

血管内超音波検査

血管内超音波検査は先端に超音波発生装置の付いたカテーテルを冠動脈に送り込み、超音波を発生させて冠動脈の断面を描き出す検査。

カテーテルを冠動脈に送り込みっていうのが気になる。
痛いのかな?

血管の内腔の状態が分かります。
さらに、そのデータを解析するとプラークの成分が分かります。

プラークには、線維性のタイプと、コレステロールなど脂質の多いタイプがあります。

線維性のものは比較的安定していて破れにくいのですが、脂質が多いタイプは破れやすく、心筋梗塞が起こる可能性が高い。

OCT検査

OCT検査はカテーテルを冠動脈に送り込んで、近赤外線を当てて観察し、プラークが線維性のタイプか脂質の多いタイプかを調べます。

これもカテーテルを冠動脈に送り込みっていうのが気になる。
痛いのかな?

OCTは顕微鏡と同じくらいの精度だといわれています。

まとめ血流の状態や血管の硬さを調べる検査

ABI検査

ABIは腕と足首の血圧を測り、その比を計算します。

足首の血圧が健康な場合より低い場合は、脚の血管が動脈硬化で狭くなっているために、血流が悪くなっていると考えられます。

ベッドに横になり、両腕と両足首に計測用のカフを着けて行われます。

baPWV検査

baPWVは脈が心臓から上腕や足首まで伝わる速度を調べます。

健康な場合より速く伝わる場合、動脈硬化によって血管が硬くなっていると推測されます。

ベッドに横になり、両腕と両足首に計測用のカフを着けて行われます。

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