オーエスワンは経口補水液です。
基本的にコンビニでは販売していないため、薬局などで買うことになります。
近くに薬局がない場合は自分で作ってオーエスワン(経口補水液)を作ってもいいのです。
自宅で作る場合のオーエスワン風の作り方を書きました。
簡単です。
注意点は塩と砂糖のバランス。
そして、経口補水液を飲み過ぎないようにすることです。
目次
経口補水液の作り方 200mL
<用意するもの>
・水 200mL
・食塩 0.6グラム
・砂糖 8グラム
<作り方>
水200mLに食塩0.6グラムと砂糖8グラムを入れてかき混ぜる。
底に沈んでいる食塩と砂糖が見えなくなるまで、しっかり溶かす。
<飲み方>
作った経口補水液は、その日のうちに飲み切りる。
理由は雑菌が混ざって傷むおそれがあるから。
経口補水液には塩分と糖分が含まれているので、高血圧、糖尿病などの治療中で食事療法をしている人は飲みすぎに注意が必要です。
年齢によっても、1日当たりに適した飲み水量の目安があります。
かかりつけ医にご相談ください。
<経口補水液の黄金比>
水1Lに対し、Na:ブドウ糖=1:1~2の濃度比(モル/L)です。
これは、現在、日本で広く普及している市販の経口補水液とも一致するバランス比です。
デジタルスケール(はかり)がない場合
割り箸で食塩を量ります。
割り箸を2つに割って、割り箸の太い方を塩にくぐらせる。
このとき割りばしの食塩は約0.2~0.3グラムくらい。
なので、コップ1杯分の経口補水液を作るには、割り箸で食塩を2回すくい取ってください。
こうすることで塩が約0.6グラムになります。
砂糖は、角砂糖が1個約3~4グラム、
スティックシュガーが1本3~6グラムくらいなので、これを目安にしてください。
経口補水液の手作りは、あくまでも家庭でできる熱中症予防の応急処置。
上手に水分を補給するために活用してください。
経口補水液がコンビニに置いていない理由
経口補水液がコンビニに置いていない理由は、病者用食品だからです。
つまり、病院内の売店、コンビニエンスストア、自動販売機、調剤薬局、ドラッグストアなど、登録販売者ら専門家がいるところでしか買えないということ。
ちなみに経口補水液は、脱水症のときに不足する水と電解質を口から補給する「経口補水療法」という治療に用いられる飲み物です。
日本では消費者庁が許可した食品にだけ表示が認められる「特別用途食品」のうち「病者用食品」として販売されています。
医師、薬剤師、看護師、管理栄養士などの専門家のアドバイスを必要なときにいつでも受けられる場所に売り場が限定されています。
これでオーエスワンなどの経口補水液がコンビニに置いていない理由が分かりました。
あ、でもAmazonで販売しているので、緊急ではなかったらストックしておくのもありだと思います。
脱水症のチェック方法
人間は年を取ると喉の渇きに気づくのが遅くなります。
逆に子供はすぐ喉が渇いたといいます。
これは喉が渇くセンサーが年を取ると鈍感になっているということです。
なので、暑いのにのどの渇きを感じず、水分補給をしなかったために、気づかないうちに体の中から水分が失われていることがあります。
自覚症状がない脱水症状の前段階ともいえる状態を3秒で見極める方法が二つあります。
<脱水症チェックその1>
手の親指の爪をぎゅっと押してみてください。
ピンク色から白に変わりましたか?
次は、押していた手を放してみてください。
徐々に白色からピンク色に戻りましたか?
その色が戻るまでの時間を計っておいてください。
何秒かかりましたか?
3秒以上かかった人は、いますぐ水分補給をしましょう。
脱水状態に陥っているおそれがあります。
<脱水症チェックその2>
手の甲の皮膚をつまみ上げる
皮膚をつまみあげたら、指を離してください。
普通ならすぐに戻ります。
でも、皮膚がなかなか元の状態に戻らないときには要注意。
この場合も脱水状態のおそれがありますので、すぐに水分補給しましょう。
自分で喉の渇きを伝えられない方の水分不足をいち早く見つけるためにも活用できます。
薬局などで「経口補水液のつくりかた」というシールをお薬手帳に貼ってもらい、市販の経口補水液がすぐに手に入らないときは活用してみてはいかがでしょうか?