いろいろ試しているけど解決策が見つからない。
頭痛、肩こり、腰痛の悩みは絶えることがありません。
今回は2つの研究領域である「脳神経」と「筋膜」から最新のアプローチを紹介。
驚くほどカンタンなのに効果的。
目次
頭痛
ズキズキ痛む、どんより重い。
慢性的なしつこい頭痛に悩んでいる女性は少なくない。
もう慣れっこになってはいるけど、もしかして脳の病気の可能性もあり?
と心配になることも。
頭痛の99.9%は脳の病気とは無関係です。
脳腫瘍などが原因の頭痛は1万人にひとりの確率です。
ある種の頭痛は、デスクワークの姿勢が原因で生じることもある。
悪姿勢で頭の付け根の筋肉が固まって起こる頭痛もあります。
頭痛の原因のひとつ
毎年行われる厚生労働省の調査では、女性が訴える不調の第1位は圧倒的に肩こり。
原因のひとつは、やはり長時間のデスクワークで筋肉がガチガチに固まること。
また、筋肉だけではなく、筋膜という要素も肩こりには大いに関係あるという。
筋膜は文字通り、筋肉を包み込んでいる膜のこと。
コラーゲンとエラスチンという線維からできていて、全身に張り巡らされていることから第2の骨格とも呼ばれています。
この筋膜を介して、いろいろなところにこりや痛みが波及していくのです。
筋膜というキーワードを手がかりに、肩こりをスッキリ解消。
視線をPC画面と同じ高さに合わせまっすぐ座る。
いい姿勢を保つことが、こり、痛み予防の基本です。
筋膜って一体どんなもの?
第2の骨格、筋膜って一体どんなもの?
筋膜は外から力が加わることで、いかようにも形を変える。
Tシャツなどの衣類にたとえるとわかりやすい。
きちんと干せばシワはつかないが、いい加減に干すとよれてシワになる。
よれて線維が不均衡になった状態が続くと、頑固な肩こりに。
背骨をつなぐ椎間板、その役割
背骨は24個の骨のピースが積み上がるようにしてできている。
そのひとつひとつのピースの間にある軟骨が椎間板。
その中には水分がたっぷり含まれていて、背骨にかかる負担を軽減してくれる。
いわゆるシヨックアブソーバ一のような役割。
腰痛
腰痛の原因のひとつは、骨格。
二足歩行のヒ卜は、他の動物とはちょっと違う骨の配列を手に入れた。
首の骨が前にカーブして、胸の後ろの骨は後ろに力ーブ、そして腰の骨はまた前に力ーブするというS字曲線だ。
その骨と骨をつなげているのが椎間板という軟骨です。
20歳を過ぎると椎間板がへたってきて、背骨の配列が乱れてきます。
その乱れをカバーするために、周りの筋肉が張ってくる。多くの腰痛の原因はここにあると考えていいでしょう。
年齢とともに乱れてくる骨格は、悪姿勢でさらに歪む可能性大。