残尿感が続いたり、おしっこのたびに痛むのが膀胱炎。
症状が出て2〜3日で治ってしまうケースが多いけど、繰り返すと慢性的な病気となったり、重い病気をもたらすこともあるので、見極めが肝心。
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トイレが近くて困ってます。多いときは1時間おきに行くほどなんですが、これって病気?
緊張や知覚過敏が原因かも。
過活動膀胱・・・蓄尿(尿を溜める)という膀胱機能の障害。
排尿は1日に4〜8回が理想。
少しずつ我慢する時間を増やして。
無理は禁物ですが。
膀胱が、いつも張っているような不快感に悩んでいる方
慢性的に症状があるなら、間質性膀胱炎の可能性が。
専門医を訪ねてみてください。
間質性膀胱炎・・・膀胱に原因が不明の炎症がおこり、それによって尿が近い、膀胱や 尿道に違和感や痛みがおこる。
日頃から骨盤底筋を鍛えれば、排尿トラブルが軽減する可能性大。
膀胱や子宮、膣などを支えている骨盤底筋。
ここがゆるむと、腹圧性尿失禁や頻尿などの排尿トラブルを引き起こす。
お腹とお尻の力を抜き、肛門と膣を締めて持ち上げる、骨盤底筋トレ一ニング(膣トレ)を取り入れてみてください。
女性のほうがなりやすいといわれる膀胱炎
体の構造上、男性より女性のほうがなりやすいといわれる膀胱炎。
1年に1〜2回なるのは普通です。
症状は3日程度で治まるのは、いわゆる急性膀胱炎と呼ばれるもの。
原因は、尿道から大腸菌などの細菌が入り込み、膀胱で繁殖して炎症を起こすから。
急性膀胱炎は疲れや冷えが原因でなりやすいもの。
実は、細菌は頻繁に膀胱を出入りしていますが、体が元気なら免疫シシステムが働き、菌は尿と共に排出される。
免疫力が落ちたとき、細菌が大量に入ってくると対処しきれず発症してしまうのです。
急性膀胱炎になったら、細菌を追い出すために水分を多めに摂り、体をしっかり休めるなどきちんと対処すれば、通常は3日ほどで症状は治まるもの。
ただ、年に何度も同じ症状が出て、痛みや残尿惑が長期間続く場合は、間質性膀胱炎という慢性的な病気である可能性が。
膀胱の粘膜の下に慢性的に炎症が起きている状態。
通常の検査では異常が見つからないことも多いので、心当たりがあるときは、まず専門医を訪ねてほしいです。
さらに高熱を伴ったり、背中が痛む場合は腎盂炎(じんうえん)の可能性があり、一刻も早く病院へ行く必要が。
膀胱炎ではない、頻尿などの排尿卜ラブルは、骨盤底筋の力が弱っている場合も。
以前話題になった膣トレの要領で骨盤底筋を鍛えれば卜ラブルは軽減します。
もともとトイレが近い人は、膀胱炎になりやすい傾向が。
日頃から、膀胱に尿をいっぱい溜めてゆっくり出すことを心がけていれば、急性膀恍炎になる回数はだんだん減ってくるでしょう。
自分でできる膀恍炎のセルフケア
・1日でトイレに10回ほど行く
・排尿時にある痛みが、3日以上続く
・トイレに行きたくなると、下腹部が痛む
膀恍炎、こんな人は要注意
・自分のタイミングでトイレに行けない
・冷え症
・骨盤底筋が弱い