100歳まで健康で長生きするための予防対策研究所

健康と長生きについて研究しています。実践していることや有益な情報を記事にして投稿しています。目指せ100歳!

睡眠 おしっこ

夜間頻尿の改善方法はふくらはぎに水分を溜め込まないこと

高齢者の夜間頻尿は本人も家族も寝不足を誘います。
寝不足が病気を引き起こすのは周知の事実。

夜間頻尿が続くとどうなる?
もっとも怖いのは、夜中におじいちゃんやおばあちゃんがトイレに行く途中で転倒すること。

寝たきりになると寿命が縮まるのは聞いたことがあると思います。
なるべく寝ている間はトイレに行く回数は減らしたいし、睡眠の邪魔はされたくありません。

夜間頻尿の改善方法はふくらはぎに水分を溜め込まないことです。
ふくらはぎに水分を溜め込まない方法を3つご紹介します。


ふくらはぎに水分を溜め込まない方法 その1「弾性ストッキング」

弾性ストッキングを履くことによって、足の外側から圧力がかかり、ふくらはぎに水が溜まりにくくなります。

日中に弾性ストッキングを履くことで、昼間の尿量が増え、夜間のおしっこの回数が減る効果があるんです。

糖尿病や心臓に持病を持ちの方は注意が必要。
かかりつけ病院や専門医に相談してください。

弾性ストッキングは治療用を使ってください。
持病がない方、心臓病でない方、糖尿病でない方は市販の弾性ストッキングを使う方法もあります。

<市販の弾性ストッキングの選び方>

薬局ではむくみ対策用としていくつかの種類が売られています。
ハイソックスタイプ、ストッキングタイプ、パンストタイプ。

夜間頻尿の対策として医師が最もお勧めするのがハイソックスタイプのもの。
理由は締め付ける面積が少ないため履きやすいから。

弾性ストッキングの履く時間はどうしたらか?
朝起きてから夕方まで履き続ける。無理のない範囲で。
ただし、圧力が強すぎると感じる人は、最初は履く時間を短くしたり、少し大きめのサイズから始めてください。

自分で弾性ストッキングを試して調節してください。
できれば、弾性ストッキングを履いたときと、履いていないときで、記録を付けてみる。

ふくらはぎに水分を溜め込まない方法 その2「足上げ」

足上げとは、仰向けで寝ている状態で、足を10〜15センチ程度上げること。
空中でやるのはキツイので、10〜15センチの物の上に足を置くのがいいと思います。

昼から夕方に毎日30分間、10〜15センチの足上げを行う。
足の下に柔らかいものを敷くと痛くないし、疲れも軽減します。
30分やっても負担を感じない程度の高さが目安。

夜眠れなくなる可能性があるので、足上げ中は眠らないように注意してください。
本を読むとか、音楽を聴くとか、テレビを見るとか。

まずは1ヵ月お試しください。
効果が感じられない場合は、別の原因も考えられるので、泌尿器科の専門医を受診するようにしてください。

スポンサードリンク

ふくらはぎに水分を溜め込まない方法 その3「減塩」

塩分を摂ると血圧が上がります。
すると、ふくらはぎの毛細血管から水分が出やすくなり、ふくらはぎに水分が溜まる。

ということは、夜間頻尿しやすくなるということです。

<食事の注意点>
・夕方以降に塩分をとりすぎると夜間頻尿になりやすい
・お酒を飲むとおつまみが食べたくなるので、塩分を取りやすくなる。
・アルコールによる利尿作用がある

よく食べる食べ物の塩分を調べてみませんか?

夜間頻尿の原因が「ふくらはぎ」か見分けるチェック法

そのチェック方法とは「排尿記録」です!

はっきり言って面倒くさいですが、目に見える記録なので説得力あります。

<家でできる!排尿記録のつけ方>
・計量カップ(500ML以上)を用意
この計量カップを使って、おしっこした時間と量を記録していきます。

測るのは起床後〜翌日の朝起きて最初のおしっこまでを記録。

記録後することは?

・朝起きて2番目のおしっこから、翌朝1番目までのおしっこの量を足す。
・次に寝た後と翌朝に出たおしっこの量の合計を出す。

全ての合計の三分の一よりも、寝た後に出た量のほうが多い場合、ふくらはぎに水分を溜め込んでいる可能性が高い。

この場合、今回紹介した対策が効果的かもしれません。
(2回目以降の合計÷3<就寝以降の合計)

<排尿記録ができないときに目安>
夜のおしっこの勢いが昼よりも強い。

なぜ、ふくらはぎに水分を溜め込むと夜間頻尿になるのか?

全身を巡る血液は心臓やふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たし循環させています。
水を飲むと胃や腸で吸収された水分が一旦は血管の中に入ります。

この時、私たちの体は水分の量をつねに一定に保とうとするため、 増えた分の水分をおしっこに変えて膀胱に溜めます。
夜のおしっこに悩む方は主に加齢が原因でポンプの機能が衰えている可能性があります。

そのため、同じように水を飲んでも血液を下から上に押し上げる力が足りません。
血管から水分が漏れ出し、ふくらはぎの間質に溜まってしまうんです。

この状態で夜寝ると、 重力の影響を受けなくなったことで間質に溜まった水分が再び血管に行きます。
そして、増えた血液を減らすために、どんどんおしっこは作り出されてしまうんです。

ふくらはぎは第二の膀胱というわけですね。

夜間頻尿の大きな原因は、日中ふくらはぎに溜まった水分です。

トイレの回数で死亡率は変わる?

トイレの回数が多ければ多いほど死亡率が高まるというデータがある
夜間トイレに2回行く人は死亡率が1.6倍 トイレに4回以上行く人は死亡率が3.6倍というデータがある。

 

スポンサードリンク

-睡眠, おしっこ
-, ,

執筆者:

関連記事

夜間熱中症にならないのクーラー(冷房)の使い方よしずを使う

夜間熱中症にならないのクーラー(冷房)の使い方

夏に熱中症になり救急車で運ばれる人がいます。 その多くはクーラーを使っていない人。 エアコンをつけて寝ると、風邪を引きやすい人や電気代をケチってしまいクーラーをつけない。 スポンサードリンク 熱中症の …

足の付け根や睾丸らに違和感、頻尿で心配な男性

尿管結石の予防と症状と検査方法と再発防止

子供の頃から何となく尿管結石と呼んでいたのですが、尿路結石と言うみたいですね。 尿路結石にはなりたくない。 予防はしっかりしたいと思いました。 スポンサードリンク 普段は尿路結石のことは考えませんが、 …

寝言の症状から分かるレム睡眠行動障害からの認知症のサイン

寝言の症状から分かるレム睡眠行動障害からの認知症のサイン

寝言の裏にはある重大な病気が隠されているかもしれません。 スポンサードリンク 自分で寝言は分かりませんが、家族や知り合いに寝言をいう人がいたら教えてあげてください。 これからお話する病気は推定患者63 …

暑くて眠れないときには深部体温を上げること

暑くて眠れないときには深部体温を上げること

深部体温とは脳や身体の内部の温度。 スポンサードリンク 一度、深部体温を上げると、眠りやすくなります。 その理由とやってはいけないことを書きました。 深部体温を上げるも掲載しています。 スポンサードリ …

スマートウォッチ「h2」を買ったのでレビュー

スマートウォッチ「h2」を買ったのでレビュー

自分の体の色々な数値を知るためにスマートウォッチを買うことにしました。 本当はAppleWatchが欲しいのですが、とりあえず値段が安いスマートウォッチで我慢。 スポンサードリンク 「h2」というスマ …