寝言の裏にはある重大な病気が隠されているかもしれません。
自分で寝言は分かりませんが、家族や知り合いに寝言をいう人がいたら教えてあげてください。
これからお話する病気は推定患者63万人います。
症状をチェックしてみてください。
目次
症状
【症状その1】
・何を言っているか、分からない寝言。
本人は寝言の自覚なし。
【症状その2】
・寝言が週3~4回に増える。
それから半年後・・・症状に異変が。
↓ ↓
【症状その3】
・大声で叫ぶような寝言。
【症状その4】
・手が出るようになる。
手足で宙を蹴るように暴れる。
ついに起きている時にも異変が・・・。
↓ ↓
【症状その5】
・半年後便秘になる。
普段から便秘な人は判断が難しいですが。
【症状その6】
・ベッドから落ちるぐらいの暴れよう。
【症状その7】
・2年後、ベッドの上で仁王立ちになり、顔から落ちる。
(全員がそうなるわけではありません)
睡眠時の以上行動の原因はなんだったのか、病院へ行くことに。
50歳以上の男性に多いある病気が発覚。
認知症のサインだったのです。
レム睡眠行動障害だった
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。
(身体も脳も寝ている状態がノンレム睡眠)
人はレム睡眠のときにハッキリとした夢を見ます。
レム睡眠行動障害とは、夢の内容と同じ行動をしてしまう病気のこと。
寝言は寝ている時に見た夢の反応だったわけですね。
なぜ、レム睡眠行動障害になってしまうのかは解明されていません。
脳幹の異状と考えられています。
レム睡眠行動障害がある大病のサイン
人は夢を見ているとき、脳が動けと司令を出しています。
でも、脳幹という場所で司令をストップしてくれている。
しかし、脳幹に異常ががあると、夢の中での司令が伝わってしまい、夢の内容と同じ行動をしてしまう。
レム睡眠行動障害はパーキンソン病・レビー小体型認知症のサインだと考えられています。
レム睡眠行動障害からパーキンソン病・レビー小体型認知症になる確率は・・・
10年後で73%、14年後で93%と言われています。
そして、共通点に便秘があります。
治療法は?
*まずは病院へ行きましょう。
寝ているとき、ベッドから起き上がるようであれば病院へ。
睡眠を取り始めてから大体同じ時間(レム睡眠)で生じるか。
・クロナゼパムという薬を飲む
クロナゼパムは扁桃体が穏やかになり、悪夢が見にくくなる。
レム睡眠行動障害か確認する方法は、睡眠ポリグラフ検査を行います。
この検査については、日本睡眠学会のホームページを見てください。
その検査では睡眠時の脳波やアゴの筋肉などの動きをみます。
レム睡眠行動障害の人は、レム睡眠の時にアゴの筋肉が動く特徴があります。