脚がむくんで張ってしまう。
その原因は水分のとり過ぎや、冷えでうまく水分が流れなくなるからと考えられます。
内臓が弱っていると、流れが悪くなることがある。
水分が滞り、ドロドロしたもの「湿」がたまります。
すると、「湿」は重いので、体の足下のほうへ沈む。
そして、脚がむくむようになります。
内臓を自己チェックして、内臓の動きを強くすることが大切なので、チェックしてみてください。
目次
足のむくみ内蔵チェックリスト
東洋医学では内蔵の5個のうち、どれが弱っているのかを確認します。
腎臓、脾臓(ひぞう)、肝臓、心臓、肺臓。
当てはまったものにチェックして多いところが、弱っている内臓です。
<腎臓チェック>
手足が冷たい
やる気がない
下半身のむくみが一番気になる
寒がり
足腰がだるい
腎が弱くなると、老廃物の代謝が悪く、湿をためこみやすくなります。
また、体を温める機能が下がり冷え性になりやすい。
<脾臓チェック>
顔やお尻のたるみが気になる
くよくよ悩みがち
胃が弱く、下痢になりやすい
食欲過多、または食欲不振
体全体、特に指のむくみが気になる
脾が弱い人は胃腸系が弱く、水分代謝が落ちることがむくむ原因。
ぽっちゃりとした水太り系に見えます。
<肝臓チェック>
イライラしやすい
肩こりがある
目が疲れやすい
PMS(月経前症候群)がひどい
全体的にパーンと張ったようにむくんでいる
ストレスが原因で自律神経のバランスが崩れ血行不良に。
そのため体が冷えて、水分がたまっています。
<心臓チェック>
不安感が強い
くま、しみ、くすみが気になる
末端が冷えてむくんでいる
不眠、夢をよく見るし覚えている
お茶やコーヒーなど、苦いものをよく飲む
心臓は血液を循環するポンプ機能をつかさどる臓器。
心臓が弱ると、循環機能が衰え、水分や血液が滞ります。
<肺チェック>
色白で肌乾燥
便秘がち
顔、とくにまぶた周りがむくむ
悲観的になりやすい
花粉症や鼻炎、アレルギーがある
体内の水分代謝と関係が深いので、肺が弱ると尿や汗の出が悪くなり、水分を溜め込むことに。
舌のチェック
鏡を見て、舌についた「こけ」をチェック。
この「こけ」のつき方で、何が滞ってむくんでいるのかが分かります。
○舌ごけがない
このタイプは気と血液の流れが悪くて水分が滞っているタイプ。
○舌ごけが黄色い
このタイプは体の内側に熱がこもってむくんでいるタイプ。
○舌ごけが白い
このタイプは体が冷えてむくんでいるタイプ
足のむくみの原因と対策
水分の代謝が悪く、むくんでいる状態は「滞り脚」です。
放っておくと、水分が体内の老廃物と結びついて、セルライトになることもあります。
滞り脚の原因は、水分がドロドロとねばりを帯びた「湿」で、体内に湿がたまると、さらに流れが悪くなり、むくみが進行します。
足のむくみの対策は、内臓の働きを良くすることです。
経絡マッサージなどがよいでしょう。
水分代謝を促すアロマオイルも効果的。