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重度の脳梗塞予防には心房細動に気づくこと!自己診断方法

脳梗塞が軽度になる人と重度になる人とは基本的にメカニズムが違います。

軽度の血栓の直径はおよそ2~6mm。
重度の血栓の直径はおよそ3センチ。

軽~中程度の一年の生存率は80%
重度になると一年の生存率が50%

軽い脳梗塞と重度の脳梗塞では全く違うところに原因があります。

その理由は、脳の血管で血栓が生まれるんじゃなくて、心臓で血栓が生まれるから。
心房細動(しんぼうさいどう)というものが原因で、心臓の震えが引き起こすのが重症タイプの脳梗塞。

心房細動を自分で気づく方法、なりやすい時間、原因、対処法とは?


心房細動が起こると、なぜ血栓ができるのか?

では、なぜ心房細動が起こると血栓ができるのでしょうか?

それは、血液がよどむと血栓ができるから。

心臓にできた大きな血栓が脳に行くと重度な脳梗塞になってしまいます。
血栓は柔らかいので、心臓から脳へ形を変えて、血管を通って行く。

心房細動に早く気づくにはどうしたらいいのか?

心房細動になった人の中で自覚症状があった人は62%。
動悸・息切れなどの自覚症状です。

発病初期の心房細動はずっと頻繁に発作が起きるわけではない。
たまにしか起きない場合がほとんど。

医療機関で受診しても震えが起きてないと心電図をとっても正常と判断されます。
だから見逃される可能性が十分にあるんです。

じゃあどうしたらいいの?
おうちで分かる方法があります!

心房細動かどうか自分で調べる方法

それは脈を取ることです。

脈のとり方

【正しい脈のとり方】

安静時に脈をとりましょう。

左手の親指の付け根。
手首を曲げるとシワがよる場所。

そこに人差し指、中指、薬指を少し立てて当てる。
見つけづらい場合は少し強めに押さえる。

15秒測ってみて、「脈がトットト トットトト」というような乱れた脈を打っている場合は心房細動が強く疑われます。

要するに一定のリズムを打っていない。
人によって脈の乱れ方が違うことも十分あります。

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・不規則な脈
・15秒間に25回以上(1分間に100回以上)
・15秒間に10回以下(1分間に40回以下)

脈拍が測れる血圧計でも分かります。

普段、脈拍が70ぐらいの人が、あるとき120~130が出たら心房細動の可能性がある。
脈拍エラーがでたときも注意ですよ。

まずは1週間測定し、異常な脈が複数回出たら循環器内科へ。
とにかくおかしいと思ったらすぐ病院へいきましょう。

心臓の震えが起こりやすい条件は?

リラックスしている時に心房細動が発症するケースが多いことが分かっています。

副交感神経が優位な時ですね。
テレビを見ているとき、お散歩中、就寝中など。

人それぞれリラックスしている時が違いますが。
データでわかっていることはリラックスしている夜間に起きやすい。

ということは、脈をとるなら起きてすぐや寝る前がいいってことです。

心房細動が起きやすい人はどんな人?

高齢者。
50~60代くらいの比較的若い世代にも心房細動が多くなっている

生活習慣病と密接に関係しているとも言われています。
心臓脂肪が多い人ほど心房細動が起きやすいということが分かってきています。

心臓脂肪がつきやすい人は?
高血圧、お酒をよく飲む、肥満。

男性はウエスト周りが85cm以上、女性はウエスト周りが90以上の人は注意。
自分は痩せているからと、たかをくくるのはやめましょう。

心房細動が見つかった時の対策

病院に行くことはもちろんですが、処方薬を飲むことです。

例えば、抗凝固剤と呼ばれる、血液を固まりにくくする薬を服用。
血栓さえできなければ、心房細動とうまく付き合いながら日常生活を送ることができます。

病院にはちゃんと行ってくださいね。

1日30分ほどの適度な運動で症状の軽減が期待されています。
お医者さんに運動は止められている人はやらないでくださいね。

手術として行うはカテーテルアブレーション。

足の付け根の血管から左心房へカテーテルと呼ばれる細い管を通します。
そして、震えの原因となっている部分を内側から焼いて震えの発生を防ぎます。

早ければ2日後には退院できる人も。

初期の心房細動であれば多くの患者さんが治ります。
90%以上が再発しないデータがあります。

もちろん、手術にはリスクも伴いますので、お医者さんと相談して決めてくださいね。

いつまでも健康で長生きしたいですね。

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