・効果がない食べ方
・体に悪い食べ方
間違った食べ方が世に知れ渡っている。
あなたの食べ方は大丈夫ですか?
医学的に正しい食べ方とは?
目次
正しい食事術とは?
食べ方の順番、食べ合わせ、栄養など、今常識とされている食や料理に関する知識を医学的に正しく見直した食事方法。
同じ食材でも食べ方によって太らないのはどっち?
・あったかいご飯
・冷えたおにぎり
太らないのは冷えたおにぎりです。
冷えたおにぎりだと難消化性でんぷんができてきて、これが消化吸収を遅らせて血糖値を上がらないようにしてくれます。
冷えたおにぎりの方がデンプンの形が変わります。
難消化性消化が難しくなるので、ゆっくり消化されてゆっくりと血糖値が上がるので太りづらい。
つづいての問題、太らないのはどっち?
・焼かない食パン
・焼いた食パン
焼いたパンの方が太りません。
その理由は難消化でんぷんが増えるから。
正しい食事術、太らないのはどっち?
・カルビ
・オレンジ
太らないのはカルビです。
え~ってなりますよね。
コレステロールの間違った説
「卵は1日に何個食べても大丈夫」
「コレステロールは上がらない」
血中のコレステロールが高いと動脈硬化を進ませる。
心筋梗塞や脳卒中になるリスクが高まる。
そのため、コレステロールを多く含む海老やいくら、中でも手軽な卵は一日一個と常識のようになっていますよね。
しかし、2015年厚生労働省と日本動脈学会は食事によってコレステロール値が大きく変わらないと発表。
何をどれだけ食べても血液中のコレステロール値には影響がありません。
体内のコレステロールのほとんどが肝臓で作られている。
食事でとった量に応じて肝臓が生産量を調節する。
体内にコレステロールが多く入ってくれば、肝臓は生産量を減らし、コレステロールが入ってこなければ逆に生産量を増やす。
こうしてバランスを取っている。
コレステロール値が高い人でも二日に一個は食べた方がいいでしょう。
健常者なら一日一個。
卵はタンパク質、ビタミン、ミネラルを含んだ完全な栄養食材。
卵は生活習慣病の予防になるので積極的に摂取すると良い。
三角食べはデブのもと
三角食べは、なぜ三角食べは太りやすいのか?
肥満になるなど体の負担が大きい。
・早めに炭水化物を食べると血糖値が急上昇する
・ご飯に合うよう、おかずの味付けが濃くなり、ご飯の量が増える。
急に入ってきた糖質により、血糖値が急上昇。
これを下げるため、エネルギーとして使い切れない分をインスリンが脂肪としてどんどん蓄えてしまう。
大事なのは食べる順番。
食事はタンパク質や脂質から食べると太りにくい。
最も血糖値を上げる炭水化物であるパンと一緒にタンパク質を取った場合 とパンと一緒に食物繊維をとった場合は、どちらが血糖値が下げるのか実験した結果、タンパク質の方が食物繊維より血糖値を下げる効果が高いことが分かりました。
先に肉や魚を食べた場合は消化に4~5時間かかり、あとから炭水化物を食べると血糖値がゆっくりと上がりすぎない。
タンパク質や脂質を食べてから、最低でも3分後に炭水化物を食べると良いです。
糖の吸収を抑えてくれる効果がある。
手作りフルーツジュースは逆効果
加糖はエネルギーになりにくく、逆に中性脂肪として取り込まれやすい。
特にバナナは果物の中でも糖質が多く含まれています。
絞るタイプのジューサーの場合、果物に含まれる食物繊維を捨ててしまうことになる。
じゃあどうすればいいのか?
果物はビタミンやミネラルが含まれているので、果物はジュースにせずにそのまま食べること。
食事の最後にゆっくりと噛んで食べるといいです。
ダイエットのために油を抜くのはいけない
なぜダイエットのために油を抜くのは駄目なのか?
油はカロリーが高く体に悪いイメージがあり摂取すると太ると言われてきましたが、油の中に含まれる脂質によって台車はアップしたのです。
ごま油、えごま油、サラダ油、オリーブオイルなど、植物を原料としてできたこれらの油には、必須脂肪酸と言う物質が含まれている。
必須脂肪酸は人間の体では作り出すことができず、食べることでしか体内に入れられないのです。
必須脂肪酸は体内の脂肪を燃やす働きをしてくれる。
油は体内の脂肪燃焼の着火剤となってくれる。
油の中で特にオススメなのがオリーブオイルで、油は体内に酸化してしまうと有害物質になってしまうが、オリーブオイルは非常に酸化しにくい性質を持っている。
食事をするときには油を一緒にいただきましょう。
油にまつわるダイエットの問題
白米とチャーハンはどちらが太らないのか?
今までの常識では白米でしたが、現在の常識ではチャーハンです。
チャーハンでは油がある働きをしている。
それは糖質である米のコーティング。
チャーハンが胃の中に入り消化・分解されてブドウ糖になっても、油でコーティングされた状態。
太る原因とされる糖質の吸収をコーティングによってゆっくりにしてくれ太りにくくなる。
白米とチャーハンを食べた場合どちらがゆっくりの吸収なのか?
それは血糖値という血の中の糖分の高さ高さを測ることによって分かります。
その血糖値を測るのが血糖値測定器(フリースタイルリブレ)です。
血糖値測定器(フリースタイルリブレ)・・・糖尿病患者さん向けのグルコースモニタリングシステム。2017年9月からインスリン治療糖尿病患者を対象に保険適用となりました。
この血糖値測定器(フリースタイルリブレ)は主に糖尿病治療の現場で活用されているもの。
血糖値が高いということは、血の中の糖分がたくさんあるということで太りやすい。
というわけで実験した結果、白米を食べるよりもチャーハンを食べた方が血糖値の数値は低かったです。
油は太る原因ではなくむしろ太らせないために欠かせないもの、油抜きはやめましょう。
抜け毛予防にワカメを食べても意味はない
男性が気にする髪の毛の成分の99%はケラチンというタンパク質でできているんですけど、わかめにはミネラルが多くタンパク質は極端に少ないんです。
わかめには髪の成分ケラチンというタンパク質がほとんど含まれていない。
従って育毛効果は得られない。
では、髪の毛の主成分であるケラチンを増やすにはどうしたらいいのか?
それはシンプルにケラチンのもとになる栄養素を含んだ食品タンパク質や亜鉛ビタミンBが豊富なものをとるように心がけましょう。
美容のためにコラーゲンを食べても意味がない
医学的に見るとコラーゲンは食べても効かない。
コラーゲンはタンパク質の一種で、細胞と細胞の間のクッションの役割を果たしている。
コラーゲンがたくさんあると肌がぷるぷるになって、逆に少なければカサカサになるのはご存知だと思います。
そんな時食べて補給できないとはなぜなのか?
コラーゲンを食べると消化の過程で分解されアミノ酸になります。
たら、豚足、煮こごり、手羽先などに多く含まれるコラーゲンは食べると体内で分解されてアミノ酸になります。
アミノ酸であってもはやコラーゲンではありません。
コラーゲンをいくら取ってもそのまま体のコラーゲンになるわけではありません。
じゃあ美肌のためにコラーゲンはどう増やせばいいの?
人間の体にあるコラーゲンは全て自分の体内から作られたものです。
コラーゲンを作り出すのは皮膚にある線維芽細胞(せんいがさいぼう)という細胞。
線維芽細胞は皮膚内部にあるコラーゲンを作り出す細胞で、この細胞を活発にしコラーゲンを作ってもらうしかないです。
その栄養源となるのがビタミンAとビタミンCです。
ビタミンAはバター、チーズ、海苔、うなぎに多く含まれています。
ビタミンCは果物のレモンや緑茶に多く含まれています。
積極的にビタミンAとビタミンC摂取してコラーゲンを増やしていきましょう!
最近の研究によりコラーゲンはすべてアミノ酸に分解されるのではなく、一部はペプチドという状態になります。
体内のコラーゲン生成に役立つ役割をすることはわかってきました。
コラーゲンペプチドの状態で食べた場合、分解工程を省略できるため、普通のコラーゲンよりも吸収性が高く、美容健康に良い結果を得られたという研究結果も報告されています。
ダイエット中でも肉の脂身を取り除く必要なし
脂肪は食べ過ぎても便に出るため意外と体内には残りません。
糖質は100%吸収されます。
食べた脂肪はそのまま脂肪になるわけではない。
脂肪は体内で様々な使い道があります。
体内に入った脂肪は細胞膜やホルモン・胆汁を作る材料になるなどとても使い道が多い。
皮下脂肪としてたまる余地がほとんどない。
さらに脂肪はとても消化に時間がかかりそもそも吸収されない。
なのに肉の脂肪は取り除かず食べるようにしましょう。
摂取カロリーが多い・少ないで太る・太らないを判断しないこと。
体にいいラーメンの食べ方
・ラーメンは麺から食べてはいけない
麺は糖質の多いたん水化物。
最初に麺を食べると血糖値が大きく上がるので体に良くありません。
なので血糖値の急上昇を防いでくれる食材から食べましょう。
チャーシューから食べ脂肪分で胃に膜を張った後、もやしやメンマなどの野菜、最後に麺を食べる。
熱々スープは病気のもと。
パンやパスタを食べる時、太らない食べ物があります。
それはワインです。
ワインは血糖値を下げる
その理由はパンだけ食べたときとワインとパンを食べた時それぞれの血糖値の変化を調べる実験。
結果はパンだけを食べた時よりもワインを飲みながらパンを食べた方が明らかに血糖値が低い結果になりました。
ワインを飲みながらパンを食べた方が糖分の吸収が穏やかで太りにくい。
なぜワインが血糖値を上げにくくするのか?
ぶどうの皮やタネから出る赤色の成分はポリフェノールの一種であるタンニン。
他には糖の吸収を抑えて食後の血糖値の上昇を穏やかにする。
皮を剥いて作られる白ワインの場合はわずかな量しかタンニンが含まれていない。
白ワインには酒石酸があり糖の吸収を抑え食後の血糖値の上昇を緩やかにする。
量はグラス一杯から2杯に止めるのが理想的。